あなたの小説はなぜラストまで書けないのか。あるいは読まれないのか。

文章が読みにくい、冒頭しか読まれない、最後まで書けない、という初心者が陥りがちな悩みを少しだけアドバイスします。

2016-05-22から1日間の記事一覧

文章も構成も問題ないのに読まれないとき。

正直なところ、自作を客観的に読み直すのは難しいです。どうしても主観が入ってしまい、純粋な読み手にはなれません。 だから感想は貴重です。しかし、なかなかいただけないのも現実……。 そうなると、まったくしないよりはマシなので、書き終えたあと読み直…

プロットは本当に必要?

小説の書き方や指南本に、必ずといっていいほど出てくるプロット。 ほとんどが「プロットは必要不可欠。まずあらすじを書いて、筋書き(プロット)を作成しましょう」とあります。 指南本のなかにはサンプルとして、筆者自身が書いたプロットの一部が掲載さ…

伏線を使いこなせてこそ、小説書き。

・その4 伏線がない。そもそも伏線がどれなのか分からない。 なんとか小説を最後まで書き切ることができたけど、次はさっぱり面白くないと言われてしまって、凹む初心者さん。 厳しいようですが、いきなり面白い作品を書けるのはほんの一握りの人だけです。…

完結しない物語たち。

・その1 ラストが見えない。その気配すらない。 初心者が書いている作品に一番、ありがちなパターン。とくに長編ファンタジーで見受けられます。 冒頭での説明はなく、颯爽と登場した主人公勇者。 彼は魔法使いの陰謀に巻き込まれてしまい、悪の化身と戦いま…

主語と助詞、会話の間の描写、セリフで説明。

【例2】 一年後、太郎は熊との戦いに勝利して、父親から旅に出ることを許可された。 太郎は母が作った弁当を持って旅に出た。 太郎は疲れてきたから、近くにある楡の木陰でしばらく休憩をとることにした。 太郎はうとうとして目を閉じたが、眩しくて眠れなか…

一文の長さと漢字、句読点、重複。

【例1】 太郎は勇者になる為に毎日修行をしていたが森の熊はとても強くて気がついたらいつも負けて伸びた。勇者の父親がやって来て斧の使い方を教えたけど太郎はまだまだ未熟だから、熊に勝てそうにないし旅に出るのはまだまだ先になりそうだった。畢竟、熊…

はじめに

文章が読みにくい、冒頭しか読まれない、最後まで書けない、という初心者が陥りがちな悩みを少しだけアドバイスします。 あくまでもド素人な一個人の意見なので、参考程度に留めておいてください。 あと、会話が多いテンプレ系ラノベにはまったく向いていま…